親として子供に結婚して欲しいなら
適齢期で独身のお子さんがおられるのなら、
そして
お子さんに結婚しほしい。
とか
孫の顔が見たい。と思っておられるのなら
親のサポートが必要だと理解してください。
それも、
親の婚活や、親の代理お見合いといった、結婚までのサポートではなく
結婚後の
出産・育児に対してのサポートも必要だと考えてください。
もし
結婚というものは
子供自身が自立し、自分たちの力で家庭を持つべきであり、出産や育児も自分たちだけで、親として子育てが出来るようになってからするべきだとお考えであれば
残念ながらお子さんは
結婚も出産もしない
もしくは
結婚を先延ばしにする可能性が高くなります。
それは
お子さんが悪いわけではないんです。
昔とは違う結婚の難易度
現在の日本では、親のサポート無しで結婚・出産は難しいのです。
そういう時代になっているという理解をしてください。
事実、日本では昭和の中頃までは9割を超える婚姻率でした。それがご存知のように男性の3人に1人は生涯独身になると言われ
女性の出生率は人口をキープできる2.1をはるかに下回る1.2です。
昔の結婚や出産と今の結婚・出産は全く別モノだという事です。
もちろん
親の知らないうちに、運よく結婚相手と出会い結婚し、出産育児に理解のある職場に勤務し、親の助けを必要としないお子さん夫婦もいるでしょう。
でも、それは
運が良かっただけの話です。
出会いや職場環境などの幸運に恵まれなければ
結婚・出産・育児は誰かがサポートしなければならない
それができるのは親です。
現在では、会社にも近所にも親戚にも個人の結婚をサポートする機能はありません。
結婚や育児の難易度は、昔に比べてはるかに上がってるのです。
子供の結婚に向けて親がすべきこと
具体的に親が出来るサポートは以下の2つになります。
1.出会いのサポート
これは、親の婚活や親の代理お見合い、結婚相談所への入会斡旋などになります。
子供の出会いをサポートし結婚へと結びつけようという部分になります。
子供側が自分1人で結婚への準備を整えるまで待ってしまえば、年齢的には早くても30代後半になります。
そして何よりも大事なことは
子供が選んだ相手に文句は言わない
そう伝える事です。
それを伝えられれば、お子さんは結婚します。
伝えることが出来ますか?
2.出産・育児のサポート
これは、子作りを経済的な事情から躊躇する子供夫婦に対して、経済的なサポートをする事です。
女性は出産により、仕事の継続が難しくなります。
その期間の経済的な不安を払しょくするのに、親に余裕があればサポートできます。
環境が全て整っていなくても、親がサポートすると伝える事で出産への躊躇は減るはずです。
関与の度合いに違いはあるでしょうが、子供夫婦の負担を減らすサポートは受け入れるという意思を伝える事だけで、出産への心理的ハードルを低くする事が出来ます。
結婚しないのは親のせい
繰り返しになりますが
現在の結婚・出産・育児は昭和の時代などと比べると、遙かにハードルが高く難しいものになっています。
それを、見てみぬふりをしていては
結果として、お子さんが独身でいる事になります。
昔と今は違う
その理解が必要だと思います。
通常の動物は、閉経後まもなく寿命を迎えます。
しかし、人間、その中でも特に日本人は
閉経後40年以上の寿命を持ちます。
これは
やはり、子供の子育てに関与する為、サポートする為の時間だと考えても不思議ではないように思うんです。
現在の日本では、子供を作り育てるのには、おじいちゃん おばあちゃんの応援がどうしても必要なんです。
お子さんの結婚を願うのであれば
結婚・出産・育児に出来るだけのサポートをしてあげる必要があると思うのです。