百獣の王の難しさ

ライオンの話です。

NHKスペシャル「悲しき雄ライオン ~王交代劇 9年の記録~」見ました。

オスライオンは2歳くらいになると群れから追い出され放浪の旅に出ます。

オスはメスと違って狩りが苦手なのでここで結構死んじゃうらしいです。

ハイエナの食べ残しとかを死肉をあさったりしながら、なんとか生き残ったオスも自分の子孫を残す為には、どこかの群れの王に君臨しなければいけません。

オスが死んで王の座が空席な群れや、王のオスが年取って弱そうな群れを狙います。

番組では

ある群れにオスがいなくなり、群れのメスはあらたな王を探します。(ライオンの群れの王の座はメスが決めるらしいのです。)

グルルルルーグルルーという鳴き声でオスを引き寄せるのです。(人間でいえば うっふーん とか?)

メスの鳴き声につられて若いオスが群れにやってきます。

ここからメスはオスを品定めを始めます。

この品定めの期間中は、オスが安易にメスに近づいたりすると 殴られたりします。番組ではメスに顔面パンチもらったオスは顔バッサリ切って血を流してました。

実際にはオスのほうが1.5倍も大きいので本当は強いのですが、この品定めの試験中はオスはメスの下手に出続けます。

エサもメスの食べ残ししかもらえません。

メスはさらにグルルルルーグルルーと鳴き他のオスも呼び寄せオス同士を戦わせます。

メスの思惑どおりに、オス同士は戦います。

2時間半戦い 勝ち残ったオスはやっと、群れの王として認められます。

ここからは 素敵な王ライフが待っています。

メスだらけのハーレムで寝て過ごし、メスが狩りをした獲物をいちばん先に頂くのも王です。

最高です。

しかし

この王ライフは長くは続きません。平均5年、短ければ1年で終わりを迎えるのです。

オスの力が弱まったり、さらに強いオスに狙われたり、メスもオスの政権がながくないとみるとさっさと他のオスに乗り換えたりします。

ライオンのメスはみんな 峰富士子 です。

やっぱりハーレムより一夫一婦制の方が良いと番組を見て思いました。