昔は、
「普通の結婚」
というものが、今よりずっと分かりやすかったように思います。
ある程度の年齢になったら結婚する。
夫婦になって、
子供が生まれて、
家を買って、
家族で暮らしていく。
もちろん昔からいろいろな夫婦がいましたが、
社会全体としては、
「結婚とは、だいたいこういうもの」
という共通のイメージがありました。
でも、これからは違います。
私は、
これからの結婚には、モデルケースがなくなっていく
と思っています。
「自然に出会う」が当たり前ではなくなった
結婚相談所を始めた頃から、
私はこれから先、
自然な出会いだけを待っていては、結婚するのが難しい時代になるだろうと思っていました。
だから、
結婚したい人同士を紹介する仕事は、これからもっと必要になる。
そう考えて結婚相談所を続けてきました。
実際には、私が当時考えていた以上に結婚を取り巻く環境は大きく変わりました。
そして今、さらに強く感じていることがあります。
それは、
出会い方だけではなく、「結婚の形」そのものも変わっていく
ということです。
昔の「普通」に自分を合わせる必要はない
例えば、
夫婦に子供が2人。
子供が生まれたら女性が子育てを中心にする。
郊外に家を買う。
夫が主に働き、妻が家庭を守る。
週末は家族で出かける。
こうした家庭像が悪いわけではありません。
それを望む夫婦なら、それも素晴らしい結婚です。
でも、
それだけが結婚の正解ではなくなりました。
共働きでもいい。
子供を持たない夫婦でもいい。
別々の仕事を大切にしてもいい。
女性が年上でもいい。
海外で暮らしてもいい。
地方と東京を行き来する生活でもいい。
家事や生活費の分担だって、夫婦によって違っていい。
大切なのは、
昔の「普通」に自分たちを合わせることではありません。
二人に合った結婚を作ることです。
結婚の固定観念が、結婚を難しくすることもある
婚活でも、
「結婚したらこうあるべき」
という思い込みが強すぎると、選択肢を狭めてしまうことがあります。
結婚年齢。
相手との年齢差。
仕事。
収入。
家事分担。
子供。
住む場所。
名字。
国籍。
親との距離。
昔なら「普通」が答えになったことでも、
今は夫婦ごとに答えが違います。
ですからこれからの婚活では、
条件に合う人を探すだけではなく、自分たちなりの結婚生活を一緒に作れる人を探す
という視点が、ますます重要になると思います。
私自身にも固定観念はあります
こう書いている私自身も、
すべての固定観念を捨てられているわけではありません。
自分の子供には、
できれば安定した仕事を続けてほしい。
結婚して孫と遊びに来てほしい。
あまり遠くに住んでしまえば寂しい。
そんなことを思います。
私自身、昭和の価値観をかなり持っているのだと思います。
でも、
自分がそう思うことと、それを子供の人生に押し付けることは別です。
親の考える幸せと、
本人が感じる幸せは同じとは限りません。
婚活でも同じです。
世間の正解ではなく、
本人たちにとっての正解を探していかなければいけません。
これからの結婚にモデルケースはない
これからの結婚は、
昔より難しいのかもしれません。
なぜなら、
「みんなと同じようにすればいい」
という答えがなくなったからです。
その代わり、
昔より自由です。
結婚する年齢も、
働き方も、
住む場所も、
夫婦の役割も、
子供を持つかどうかも、
二人で決めればいい。
結婚とは、完成された形に入ることではなく、二人で形を作っていくこと。
そんな時代になっているのだと思います。
そして、
どれだけ結婚の形が変わっても、
一つだけ変わらないものがあります。
それは、
お互いを大切にしたいという気持ちです。
結婚の形は変わる。
常識も変わる。
でも、
そこだけは昔も今も、そしてこれからも変わらないのだと思います。
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