一面だけではわからない

「郡盲象を撫でる」って話があります。

目の見えない人たちが何人かで像を見物しました。彼らは目が見えませんから触って象を確かめるわけです。

鼻を触った人は言います。
「象ってホースみたいな動物だな」

そこに足を触った人が
「いやーぶっとい柱みたいな感じだったぞ」

さらに耳を触った人が
「でっかい団扇みたいじゃなかった?」

それを聞いた胴体を触った人が
「馬鹿いうな。壁のようだったじゃないか。」

最後に尻尾を触った人が
「え~ムチのような感じだったけどな。」

とそれぞれの感想を言い合うと言う話です。

結婚相談所のお見合いの場合も上記同様に、その人の一面だけは記載されています。

年齢であったり、学歴であったり、と言う一面を伝えることはできるのですが、それは決して全体像ではありません。

象はホースのような部分も、団扇のような部分も、壁みたいでもあり柱のような足も持ちます。

全て含めて「象」であるわけです。

お見合いの対象である「人」も同じです。

もしもデーターとして現れる一面で全てを理解したつもりでいるのなら、それは間違いではないかもしれませんが正解でもありません。

自分からフットワーク軽く動き、相手を多面的にみるようにする事が間違いのない結婚相手とめぐり合うコツでもあります。