埋没費用
サンクコストという言葉があります。
何かに費やした費用のうち、止めたら回収できない費用を言います。
人間はそのサンクコストに大きく意思決定を左右され間違った判断をしてしまいます。
全く面白くない本や映画も途中まで見てしまったのだから最後まで見てしまった経験などがある人も多いのではないでしょうか?
途中でやめても最後まで見ても 書籍代や映画代は返ってこないのは同じです。
ただし、途中で止めた場合はその後の時間を有効に使えます。
ところが多くの場合、支払った代金に固執してしまい結果としてつまらない時間を過ごしてしまう訳です。
男女の仲にも同じような傾向があります。
結婚が見えない付き合いであっても、現在まで付き合ってきた時間を無駄にしたくない為にズルズルと付き合い続けてしまうという例は山ほどあります。
それも間違った判断です。
結婚が見えない付き合いを清算し、新たな出会いに望めば3年後にどこかの誰かと家族幸せに暮らしている可能性もありますが、ズルズル付き合っていてもその可能性はありません。
将来の時間を無駄にしないことです。
どう考えても邪魔な家具を「高かったから・・」という理由で置き続けているケースや、不味いし満腹なのに「もったいないから・・」と言い食べてしまうダイエッターなど サンクコストに縛られて良い事はありません。
過去の投資は潔く捨て、未来だけを考えて行動するのがサンクコストに縛られない得する方法です。