開き直り戦法

以前、娘を叱っていたら

「お父さんは、そう言うけどお父さんはそんな風に言えるほど完璧なの?」と反抗してきました。

私は

「いや完璧じゃない。完璧じゃないどころか酷いもんだ。1人の何の取り柄もない男に娘が生まれ、取り柄もないながらに必死に育てているだけだ。そんな男が経験から得た僅かな知識で、必死に娘を真っ直ぐに育てようとしている。それがお前の質問に対する答えだ。さあ、他に何か言いたい事はあるか?」

娘は「うっ・・・・」

と返す言葉が見つからないようでした。

私はさらに

「さあ!何かあるか?かよわき1人の男に何かあるか??さあ!あるか!」

娘は「うううっ・・・・」と防戦一方です。

私は

「じゃあ、お父さんの言いたい事はわかったな。」と畳みかけると

娘は

「はい・・」

と反抗をやめ言う事を聞きました。

開き直り戦法を身につけました。

しばらくして、女房にうるさく言われる事があったので、

「ああ、その通りだ。俺は完璧じゃない。一人のかよわき男が、必死に靴下を脱いだら洗濯機に入れようと生きているがすぐ忘れる。それだけの事だ。」

と開き直り戦法を使ったのですが・・・・

通用しませんでした・・・