教えてgooからの質問は

◆熟年離婚された夫に再婚の可能性はあるのか?
妻に愛想をつかされ熟年離婚になった旦那の場合、家のことを妻まかせにしていた可能性も高く、家事がろくにできない可能性が高いと推察されます。

という質問でした。

それに対する私の書いた元原稿は

ーーーここからーーー

熟年離婚は、定年によって、会社というコミュニティーを失った夫が赤子のように奥さんに干渉することによっておきたりします。

時間はあるが、話し相手も妻だけとなった夫は、既に出来上がっている妻の生活リズムに

どこへ行く?

何しに行く?

何時に帰る?

俺の昼飯は?

等と1つ1つ干渉しだし、急に我儘で手のかかる子供が増えたような生活に息が詰まり離婚を考えるなんて事が多いんですね。

家庭を省みることのなかった夫を、いつまでも忠犬ハチ公のように妻が寂しく待ちわびているなどと言うのは夫の勝手な幻想であって
現実には妻は妻で出来上がった生活リズムがあり、それを夫の都合よく変えるメリットが妻側にあるか?を考える必要があるんですね。

今まで家の事は妻任せにしていた夫が、定年後は妻とコミュニケーションを密にしたら喜ぶだろうな。等と考えているのは夢だと自覚しましょう。

さて、不幸にして熟年離婚をされてしまった男性、しかも家事能力がない。

このような男性が再婚できる可能性はあるのか?と言われれば、

熟年の男性が再婚できる可能性は決して低くはありませんし、むしろ家事能力のない男性の方が再婚しているとお答えできます。

理由は2つあり、

1つは、家事能力のない男性だからこそ、より結婚を切実に望むという事です。

家事ができなければ、日々の生活に不便を感じ快適な生活とは言えないでしょう。

家事を負担してくれる女性に傍にいてほしいと望むのは、ある意味自然な事です。

むしろ、自分で何でもできる男性の方が、女性の家事能力に魅力を感じませんから、より厳しい目で再婚相手を選別してしまう傾向があります。

苦痛から逃れたいというのは一番強い欲求ですし、結婚には欠けた部分を補い合う魅力がありますから、家事ができない弱みこそが結婚への強い動機になるんですね。

理由のもう1つは

シニア世代の女性は、男性が家事が得意だとか協力的だとかいう部分をあまりフォーカスして見てはいません。

対象となる年代の女性は、家事のプロなんです。いまさら家事の協力などがほしくて結婚する訳ではないんです。

夫の家事への協力が必要なのは、仕事に追われている時期や、子供に手がかかる時期であって今ではないんですね。

家事に協力的な男性を拒むことはありませんが、それ自体を魅力的だと思う事はないでしょう。

基本的に、女性が熟年男性との結婚を望む理由は

経済的な安定がほしい

残りの人生を互いに楽しみたい

というのが大きなものになります。

この2つを与えられる男性が魅力的な男性だと言えるのです。

誤解があるといけないのですが、熟年層の女性が求める経済力というのは、安定した生活ができる事であって
贅沢したいとか、掃除が大変なほど大きな家に住みたいとか言う事ではありません。

また、人生を楽しみたいというのも世界を飛び回りたいとか、エベレストに登りたいとかいうものでもありません。
たまに温泉などに一緒に行ったり、日々の生活を愉快に語り合う相手を求めているに過ぎません。

人生の旅の最後は、どこへ着くかわからない未知の旅でも、前人未到の難関に挑戦する旅でもなく、穏やかで心安まる旅でありたいと思うのは
誰であっても同じ事だと思うのです。

女性にその旅を提供してあげられる男性であれば、再婚は難しいものではないでしょう。

 

ーーーここまでーーー

 

最初の部分は直接関係がないので削られたのでしょうね。