IBJが公開した成婚白書には、2024年にIBJネットワーク内で成婚した15,374名の成婚者データが分析されています。
その分析データーには、意外なものもあればやっぱりと思うものもあります。
以下に、世間一般の感覚と異なりそうな部分を解説します。
男性の年収と成婚率
2025 IBJ成婚白書より
男性の年収と年齢と成婚率の分析では、巷で言われる「年収が高ければ高いほど成婚しやすい」という事はないという事実が明らかになっています。
年収と成婚率は、一定の金額までは正比例しますが、
20代~30代前半の男性では700~800万円が最も成婚率が高く、800.900.1000万以上と年収が上がるにつれて成婚率は逆に下がります。
40代前半の男性になると、700万円を超えるとそれ以上では成婚率は変わらなくなります。
40代後半以降も同様に800万円からは収入が上がっても成婚率は変わりません。
年収と成婚率は一定の金額までは正比例する。
というのが事実だという事がわかります。
女性からすれば、男性の収入が多ければ多いほど男性の魅力も増すように思えますが、高収入の男性は成婚の結果は年収に劣る男性に負けているという原因を予想すると
1.高収入の男性は女性への希望も高く、「選り好み」をするために成婚に結びつきにくい。
2.女性は安定した生活ができる収入であれば、それ以上を男性に求めることはない。
というようなことが挙げられます。
他にも、IBJの定例会では
高収入の男性は忙しい?高収入の男性は人柄に癖が強い可能性があるのでは?
等という声もありました。
IBJの成婚白書からわかる結婚相談所で最も結婚しやすい男性は
30代後半900~1000万円の男性という事がわかります。
学歴による成婚率
2025 IBJ成婚白書より
学歴による成婚率の傾向も従来の常識的な部分と多少違っている事もありました。
女性は学歴によって男性ほど成婚率に差はないのですが、それでも大卒が一番成婚率が高く、その次に大学院だという高学歴が成婚率に比例しているというのも事実になります。
男性も大学よりも大学院の成婚率が高くなります。大学よりも高専の成婚率が高くなりますが、大学のレベルのバラツキに比べて高専の学力はばらつきが少ない事、サンプルが少なめになる事が影響しているものだと考えられます。
男性の学歴が成婚率に影響している事は事実で、高校と大学院では成婚率に倍の差があります。
ただし、男性が高卒であっても職種が公務員など人気職種の場合は、成婚率は上がると予想出来ます。
成婚者の年収と年齢差
2025 IBJ成婚白書より
男性と女性の年齢差(男性の年齢ー女性の年齢)では、肌感覚と実数の一致が確認できます。
年齢が近い成婚が多いという事
年収が上がるとわずかながらも年齢差も大きくなるという事
です。
価値観や会話、相性や人生の設計などやはり年齢の近い方が結婚しやすいというのはあると思います。
結婚相手であれば
年齢に限らず、物理的な距離、環境、言語、信仰など離れれば当然、負荷は大きくなります。それを超えて惹きつけあい、違いを許容するのは簡単ではないのがわかります。
年収との比較でも、
300万円未満の成婚者で2歳差、1000万円以上でも4歳差という僅かな違いです。
ただし、男性の年収が2000万円を超えると8歳差まで跳ね上がります。
2000万円をこえる職業が資格職・経営者などの定年などがない職種が多い事も理由にあるように思います。
芸能人の年の差婚
成婚白書とはズレますが、年の差婚の多い芸能界での年の差カップルは以下のようになります。
芸能人のカップルは10歳差くらいは結構います。
東山紀之・木村佳乃夫妻
10歳差
生田斗真・清野菜名夫妻
10歳差
有吉弘行・夏目三久夫妻
10歳差
オダギリジョー・香椎由宇夫妻
11歳差
染谷将太・菊地凛子夫妻
11歳差
山本耕史・堀北真希夫妻
12歳差
吉田栄作・内山理名夫妻
12歳差
小澤征悦・桑子真帆夫妻
13歳差
福山雅治・吹石一恵夫妻
13歳差
綾野剛・佐久間由衣夫妻
13歳差
田中哲司・仲間由紀恵夫妻
14歳差
渡部健・佐々木希夫妻
15歳差
15歳を超えてくると、さすがに芸能人でも珍しくなってきます。
HIRO・上戸彩夫妻
16歳差
佐橋佳幸・松たか子夫妻
16歳差
濱口優・南明奈夫妻
18歳差
本並 健治・丸山桂里奈夫妻
19歳差
20歳以上は年の差の横綱カップルになります。
石田純一・東尾理子夫妻
22歳差
城島茂・菊池梨沙夫妻
24歳差
そして
加藤茶・綾菜夫妻
45歳差
カトちゃん別格なのがよくわかります。