結婚相談所のトモカイのカウンセラーが、お見合い、結婚相談所・お見合い・婚活について解説しています。
婚活中やお見合い活動中の方は是非参考にしてみてください。

会社がお見合い結婚を斡旋をしていた

昭和25年 男性の生涯未婚率は1.46% 女性の生涯未婚率は1.35%

昭和50年でも男性2.12% 女性4.32%

というものです。

つまり、結婚を望めば、ほとんど全員結婚していたんですね。

その理由の1つが、会社にお見合い斡旋の機能があったという事になります。

多くの男女が社内で相手を見つけ、社内で結婚していくわけです。

社内結婚までの流れ

社内では以下のような流れで出会います。

お見合い相手を紹介される

学校を出て、会社に勤めます。

独身のままある程度の年齢になると、課長が言います。

課長「山田君ちょっといいかな?」

山田「はい。なんでしょう?」

課長「山田君は幾つになった?」

山田「春には29歳になります。」

課長「そうか、29か・・君は独り者だが、誰か良い人はいるのかな?」

山田「いえ、残念ながら全く縁がなく過ごしております。」

課長「そうか、そろそろ身を固めてはと思うがどうだね?」

山田「はい、田舎の母も心配しておりますが中々・・・」

課長「そうか、総務の田中君等はどう思う?明るくてハキハキした良い奥さんになるように思うのだけど」

山田「はあ、でも彼女が何と言うか?」

課長「心配いらないよ。実は先日、田中君にも話をして山田君をどう思うか?と聞いていたのだよ。」

山田「はあ!それで何と?!」

課長「まんざらでもなさそうだったよ。それでもし君が良ければ良い日を見つけて2人で食事でもしたらどうだね?私が調整してもいいのだよ。」

山田「本当ですか?ありがとうございます!万事よろしくお願い致します。」

という流れで相手が紹介される訳です。

そして、後日

結婚を迫られる

ある日、課長に呼ばれます。

課長「山田君 ちょっといいかな?」

山田「はい、何でしょうか?」

課長「私の紹介で付き合っている田中君だが、どうだ?仲は進んでいるのかな?」

山田「はい。おかげさまで。来週は江の島に行こうと話しております。」

課長「そうか。それは良かった。」

山田「ありがとうございます。」

課長「それで、どうだ?身を固める決心はついたか?」

山田「はい。私はそのつもりでおります。」

課長「そうか、では私が仲人をしようか?」

山田「是非、課長にと思っていました。お手間をおかけしますがどうぞよろしくお願いいたします。」

課長「では、田舎のお母さんにも報告しておくのだな。喜んでくれるだろう。」

山田「ありがとうございます。」

こうして昭和の結婚は成立していったのです。

現代の結婚とは異なる点

現代と異なる、ポイントは2つです。

会社にお見合い機能がある

1つは、会社に結婚斡旋の機能があったという事。

女性総合職などない時代ですし、独身女性は独身男性の奥さん候補として職場結婚が当たり前の時代でした。

当時の会社の多くは女性を長期にわたって雇用すると言うよりも男性社員の奥さん候補として大量の女性社員を採用しまし、

女性にとっては、

結婚=退職

であったのです。

結婚への圧が強い

もう1つは

結婚の圧が強かったという事です。

課長に結婚の意思があるか?と問われた上で紹介を受けるのですから、紹介を受けた時点で結婚は8割決まっているようなものです。

付き合いも一定の期間で、課長が決断を迫ります。

ダラダラと付き合う事は許されません。

特に能動的に結婚相手を探さなくても、会社が相手を紹介し、強い圧をかけて結婚まで導きます。

現代の結婚

時代はあっという間に変わり、

会社には奥さん候補としての女性採用はほとんどなくなり、

会社からのお見合い相手の紹介もなくなり

上司からの結婚圧もなくなりました。

結婚するもしないも自由という価値観となり、その部分に他人が介入してくることはもうありません。

結婚が、ほぼ強制だった時代が異常だったのかも知れません。

言いたいことは

現代で結婚を望むのなら、

やはり、結婚は自力で相手を探すしかないのです。

 

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