結婚の現実

「トウキョウソナタ」という映画があります。

DVDも出てます。

家族の崩壊の物語です。

リストラされた事を秘密にしているお父さん(香川照之) 手作りのドーナッツを家族に食べてもらえないお母さん(小泉今日子)アメリカ軍に入隊したがる長男 親に内緒でピアノを習いたがる次男

普通の4人家族が崩壊していくさまを描いています。

作品の中でお父さんの反対を押し切ってアメリカに出発する長男がお母さんに言います。

「あんなお父さんなんか離婚しちゃえば?お母さんまだまだ大丈夫だよ。」

そこで、お母さんの小泉今日子が言うのです。

「お母さん業も悪いことばかりじゃないのよ。」

結婚は日常ですから、日々幸せはあんまり感じません。

しかし、この小泉今日子のような台詞なら世の中の多くの奥さんが口に出来る言葉だと思うんです。

よく新婚さんが、結婚して本当に幸せな日々ばかりだとか、毎日が輝いているとか言いますが、そのような状態は非日常の状態ですから、安定した関係にはなっていません。

別れのリスクも高く長く継続しにくいのです。

長い関係を築くために 2人は日常の結婚という生活を築きます。

そして

結婚には、普通の悪くない幸せがあるだけです。

「悪くないよ。」

って言える生活があればよいと思いませんか?