取材を受けた後、記事を読んで「あれ、そういうつもりで言ったんじゃないけどな」と思うことがあります。
取材した方が悪いとは限りません。私の説明が足りなかったのでしょう。自分の考えを、思った通りに人へ伝えるのは難しいものです。
ところが以前、「そうそう、それが言いたかった!」と思うほど、私の話をうまくまとめてくれた記事がありました。
感心しました。これなら人にも見せたい。
……と思ったのですが、見せられませんでした。
掲載されたのが、いわゆるエロ本だったからです。
「さすが、男性心理を分かっているな」と、別の意味でも感心したのを覚えています。
自分の気持ちを100%分かるのは、自分だけ
取材に限らず、思ったことを100伝え、相手に100受け取ってもらうのは難しいものです。
お見合いなら、なおさらです。初めて会った相手と限られた時間で話すのですから、言い足りないことも、少し違う意味で受け取られることもあるでしょう。
それでも、「この人には話が伝わるな」「相手の言いたいことも、だいたい分かるな」と感じられたなら、十分に良い出会いだと思います。
100%分かり合える相手を探していたら、誰とも交際できません。
分からない部分は、交際しながら確かめればいい
もちろん、「80%分かれば、残りはどうでもいい」という意味ではありません。
結婚後の住まいや仕事、お金の使い方など、大切な話は「たぶん分かってくれたはず」で済ませず、言葉にして確かめる必要があります。
でも、お見合いの一度だけで、自分のすべてを理解してもらう必要も、相手のすべてを理解する必要もありません。
話しやすかった。もっと聞いてみたいことがある。少し伝わらなかったけれど、もう一度話してみたい。
そう思えたなら、次に会って確かめればいいのです。
ちなみに妻は、私によく言います。
「あんたは何で分からんかな?」
どうやら妻は、私に80%ではなく、90%か95%を求めているようです。
長年一緒にいても、分からないことはまだあります。だからこそ、聞いて、話して、少しずつ分かっていくのでしょう。












