結婚相談所トモカイのカウンセラーが、お見合いや交際、結婚相手の選び方について解説しています。
婚活中の方、結婚相談所で活動している方は、ぜひ参考にしてください。
接待ゴルフは、ただ相手を勝たせればよいのか
接待ゴルフには、
真剣にプレーしながら、最後は僅差で取引先に気持ちよく勝ってもらうのが理想
という話があります。
最初から手を抜いて相手を勝たせれば、相手にも伝わります。
反対に、相手を徹底的に打ち負かし、気分を害させるのも接待とはいえません。
相手に楽しんでもらいながら、自分も真剣にプレーする。
この微妙な加減は、婚活中の交際にも少し似ています。
嫌われたくなくて、何でも相手に合わせる
婚活では、相手に嫌われたくないために、何でも合わせてしまう人がいます。
相手の話に納得していなくても、
「分かります」
「私もそう思います」
「まったく同じです」
と答える。
相手が好きなものを、自分も好きだと言う。
相手が嫌いなものを、自分も嫌いだと言う。
行きたい場所や食べたいものを聞かれても、
「どこでもいいです」
「何でも大丈夫です」
と答える。
本人は相手への気遣いとして行っています。
しかし、何でも合わせられた相手は、必ずしも居心地がよいとは限りません。
合わせすぎると、その人らしさが見えなくなる
相手が知りたいのは、自分の意見をすべて肯定してくれる人ではありません。
「この人は何が好きなのか」
「何を大切にしているのか」
「どのような結婚生活を望んでいるのか」
を知りたいのです。
ところが、すべてを相手に合わせていると、その人自身が見えなくなります。
会話も、
「何を言っても同意してくれるけれど、本当はどう思っているのだろう」
と感じられるようになります。
接待ゴルフでいえば、最初から手を抜かれていることが伝わってしまった状態です。
勝たせてもらっても、あまり面白くありません。
婚活でも、何でも同意してくれるだけでは、相手は関係を深める手応えを感じにくいのです。
相手を否定すればよいわけではない
もちろん、自分らしさを出すために、相手の話を否定する必要はありません。
相手が話すたびに、
「私は違うと思います」
「それは間違っています」
「普通はそうではありません」
と返していたら、会話は疲れるものになります。
婚活で必要なのは、
すべて否定すること
すべて同意すること
のどちらでもありません。
相手の考えを受け止めながら、自分の考えも無理なく伝えることです。
例えば、
「そういう考え方も分かります。私は少し違って、こう考えています」
と伝えれば、相手を否定せずに自分の意見も話せます。
違う意見が出たときこそ、お互いを知る機会になります。
「どこでもいい」より、小さな希望を伝える
デートの場所を決めるときも同じです。
毎回、
「どこでもいいです」
「あなたに合わせます」
では、相手に決定を任せているだけになってしまいます。
例えば、
「和食とイタリアンなら、今日は和食がいいです」
「遠出も楽しそうですが、今回は近場だと助かります」
と伝えれば、相手も提案しやすくなります。
自分の希望を伝えることは、わがままではありません。
相手に選ぶための材料を渡すことでもあります。
残念な気持ちも、穏やかに伝えてよい
デートが相手の都合で延期になったとき、
「承知しました。大丈夫です」
だけで終わらせる人がいます。
相手を困らせないための気遣いでしょう。
しかし、それだけでは「会いたかった」という気持ちは伝わりません。
「分かりました。会えないのは少し残念ですが、次に会えるのを楽しみにしています」
と伝えれば、相手を責めずに、自分の気持ちも表現できます。
大げさに残念がる必要はありません。
平気なふりをする必要もありません。
好意があるなら、相手に負担をかけない形で少し伝えたほうが、関係は進みやすくなります。
自然体とは、好き勝手に振る舞うことではない
「自然体で付き合いたい」という方は多くいます。
しかし、自然体とは、相手への配慮をせず、思ったことをすべて口にすることではありません。
反対に、自分の気持ちをすべて隠して、相手に合わせ続けることでもありません。
相手の話をきちんと聞く
違う意見でも頭から否定しない
自分の希望や考えも伝える
重要でない部分はお互いに譲る
無理をしているときは穏やかに話す
このような関係が、自然体で付き合える関係です。
結婚生活では、何でも合わせ続けることはできない
交際中は、多少無理をして相手に合わせられるかもしれません。
しかし、結婚生活は毎日続きます。
住む場所、仕事、家事、お金、休日の過ごし方、親との関係、子どもについてなど、二人で決めることがいくつもあります。
そのたびに一方が何でも合わせていたら、いずれ苦しくなります。
また、合わせてもらう側も、本当の気持ちが分からない相手とは安心して話し合えません。
結婚相手として大切なのは、意見がすべて一致することではありません。
意見が違っても、お互いを否定せずに話し合えることです。
少し譲ることと、自分を消すことは違う
相手を思いやり、少し譲ることは大切です。
しかし、嫌われないために自分の考えをすべて隠す必要はありません。
全部合わせる。
全部否定する。
そのどちらでもなく、
自分の考えを伝えたうえで、重要でないところはお互いに譲る。
これが、無理なく続けられる交際です。
接待ゴルフのように相手を勝たせる必要はありません。
婚活は勝ち負けではなく、二人が一緒にいて心地よい形を探すものだからです。
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