選べる環境だと、結婚相手の好みはうるさくなる

昨日は会いたかった人を、今日は見送る

結婚相談所でお相手を探していると、こんなことがあります。

昨日、プロフィールを見たときには「この人と会ってみたい」と思った。ところが今日、ほかの人のプロフィールをいくつか見た後では、同じ人に申し込む気持ちが薄れている。

お相手の条件が変わったわけではありません。

ほかの人と比べるうちに、自分の合格ラインが上がったのです。

選べるほど、希望条件は増えていく

結婚相談所では、たくさんのプロフィールを見ることができます。出会いの機会が多いのは良いことです。

ただ、選択肢があると、人はつい比較します。

「この人は良さそう。でも、もう少し年齢が近い人もいるかもしれない」

「年齢は希望どおり。でも、もっと趣味の合う人もいるかもしれない」

そうして見続けるうちに、最初は気にしていなかった条件まで、選ぶ基準に加わります。

相手を見る目が厳しくなったというより、選べる環境の中で好みが細かくなっていくんですね。

「理想の人は?」と聞かれれば、誰でも高望みする

テレビなどで、「理想の結婚相手は?」と聞かれた人が、ずいぶん高い条件を並べることがあります。

でも、理想を聞かれているのですから、好きなことを言うでしょう。それが「その条件をすべて満たさなければ結婚しない」という意味とは限りません。

私だって理想の奥さんを聞かれれば、上戸彩さんと永作博美さんを足して二で割って、さらに少し美人にして……などと、いくらでも言えます。

でも、それは質問に答えているだけです。実際に誰かを好きになり、結婚したいと思うときに、そんな計算はしていません。

婚活では、合格ラインを上げ続けない

プロフィールで条件を確認することは必要です。希望を持つことも悪くありません。

ただ、「もっと良い人がいるかもしれない」と見送り続けるなら、一度立ち止まってみてください。

昨日なら会ってみたいと思った人を、今日はなぜ見送るのか。

譲れない条件に合わないからでしょうか。それとも、ほかのプロフィールを見て、何となくもっと上を探したくなったからでしょうか。

後者なら、その方に会ってみる価値はあります。

結婚相手に求めることの中には、プロフィールで比べられるものもあれば、会って初めて分かるものもあります。話しやすさや安心感、相手への気持ちは、検索画面だけでは決まりません。

選べる環境にいるときほど、「もっと良い人がいるか」だけでなく、「この人に会ってみたいか」で判断する。

それが、たくさんの選択肢を出会いにつなげる方法だと思います。