一口ちょーだいと言えれば結婚
女房がショートケーキを買ってきます。
フルーツでデコレーションされたケーキと、チョコレートのケーキです。
どっちが良いか?と聞くので
フルーツの方を選びます。
女房が一口頂戴と言うので了承します。
彼女はフルーツを大量に持って行きます。巨大な一口です。
彼女のチョコレートケーキも分けてくれました。
こちらは正真正銘、本当の一口サイズです。
きっと、女房は私がカロリーオーバーにならないように気を使ってくれたのでしょう。
私の健康を守るために、自ら大量のカロリーを摂取したのでしょう。
彼女は常に、巨大な一口と本物の一口を交換していきます。
学生時代の友人にも、一口でソフトクリームのコーンからでているとぐろの部分を全部持って行った奴がいました。人によって一口が違うのです。
さて、
男女の仲であれば「一口ちょーだい」と言える関係になれば距離はかなり近いですよね。
お互いに口をあけて「あ~ん」と食べさせてあげる仲なら、その世界は2人の為にあるはずです。
お見合いで知り合って、そのような関係になった2人なら結婚も近いはずです。
結婚相談所は、結婚に必要な
条件と愛情
の「条件」の部分はお見合い前に判断しているので、「愛情」が芽生えれば結婚となります。
どちらか片方が「あ~ん」と言って一口をすすめ
もう片方が「おいちい」と言うのなら、2人の間には明確な「愛情」が芽生えています。
つまり結婚するには
「一口ちょうだい」と言える仲になれば良いのです。
もちろん、すぐには難しいでしょう。
交際初期の場合なら
食事のデートの際、自分が頼んだ食事が運ばれてきたのを見て相手が
「おいしそう」
と言うなら、一口すすめてみて良いと思います。
たっぷりあげる必要はありません。本当の一口取りわけてあげれば良いです。
一口わけてあげれば、相手も一口わけてくれます。
食事をシェアし合う事で、少し仲良くなれるような気がします。
交際初期では
直接口がつくものでないことや、自分が口をつける前にわけるという部分などに多少の配慮はした方が良いかもしれません。
しかし、そんな事よりも遥かに大事な事は
言葉通りの「ひとくち」のサイズを守る事です。「ひとくちはひとくち」なのです。