結婚相談所の会員数の不思議
ホームページなどに記載されている結婚相談所の会員数見ると「?」と不思議に思いませんか?
テレビでCMを流しているような大手結婚相談所と、誰も知らないこじんまりとした零細結婚相談所の紹介会員数が同じだったり、むしろ聞いたこともないような小さな結婚相談所の方が会員数が多いような事を書いていたりします。
それって、本当だと思いますか?
結婚相談所は個人・零細事業者
県や市などの行政が運営している結婚相談所を除くと
結婚相談所の99・9%は個人もしくは零細事業者になります。
結婚相談所の運営業者で、社員1000人を超える事業者はありませんし、100人を超える所でも事業者数全体の0.1%に満たない数になります。
つまり、ほとんどが
結婚相談所=個人・零細事業者
って事なんです。
それぞれの結婚相談所が単体で抱えている会員様の数は、数名から数百名がほとんどで、単体だけでは十分な紹介を会員様に提供できません。
会員情報を共有
そこで、
この小さな結婚相談所がそれぞれの会員様のデーターを1つにまとめて、万単位の会員データーベースを作り、そのデーターを自社の会員様に提供するという形が現在のほとんどの結婚相談所の紹介方法になります。
それぞれの会員様データーを共有できるデータベースを作る訳です。
会員様10名の結婚相談所200社
会員様30名の結婚相談所200社
会員様50名の結婚相談所200社
会員様100名の結婚相談所200社
これで、38000名のデータベースが出来上がります。
小さな個人の結婚相談所に登録しても、その結婚相談所が加盟している数万人の会員様データーからお相手を探す事ができる事になります。
個人の結婚相談所のホームページなどで、紹介会員数5万人とか、10万人とか記載してあるのはこのような仕組みになるのです。
データーベースとなる連盟・団体
データーベースを構成している連盟・団体として
一部上場でパーティーパーティや、ブライダルネット、サンマリエを傘下に持つ「IBJ」や、老舗の「日本ブライダル連盟」がIBAや良縁会と共に運営するネットクラブ、同じく老舗の「日本仲人連盟」、大手情報サービスとデーター共有している「良縁ネット」等いくつかの団体・連盟があります。
連盟・団体によってそれぞれ、独自なルールもありますが、共通しているのは
本人確認書類の提出(年齢・住所・学歴・収入・独身)があります。
本人確認の書類の提出をされた方のみの会員組織として、紹介の安全を確保しています。
トモカイも同様で、これらの連盟・団体に加盟する事により会員様への紹介数を確保しております。
データベースのメリットとデメリット
このような、零細事業者が集まって大きなデータベースを作るメリットとして
どこの結婚相談所に登録しても、ある程度の紹介母数が確保できる。(希望の方が登録していないという事が防げる)
連盟・団体のルールに従わない結婚相談所が排除され、ある程度の安全性も担保できる。
会員数が多いため、パーティーや、イベント等の開催頻度が上がる。
等があります。
同時にデメリットとして
結婚相談所によって、会員様プロフィールや会員様写真の作成に差が出る。
結婚相談所によって、活動料金や加盟連盟・団体の数に差が出る。
結婚相談所によって、定休日や営業時間が異なる。
等があります。
アドバイス・カウンセリングの方向性は同じ
意外に思われるかもしれませんが、アドバイスやカウンセリングの方向性は、結婚相談所によって大きな違いはありません。
料金であれば、入会時に必要な費用が3万円の結婚相談所もあれば、20万円の結婚相談所もあります。
会員数も登録連盟が1つで1万5000人の結婚相談所もあれば、複数の連盟に加盟し15万人を紹介できる結婚相談所もあります。
しかし、アドバイス・カウンセリングは相性や得意・不得意、質の高さや細かさに違いはありますが、方向性自体はそんなに変わらないのです。
不潔と清潔
明るいと暗い
優しいと意地悪
短気と大らか
努力家と無気力
酒癖の悪さと良さ
褒めるとけなす
時間厳守と遅刻
自分勝手と思いやり
どれも、異性に好かれる答えは同じです。
じゃあ 浪費家と倹約家は?という2択であれば、極端ではなくバランスと言うアドバイスになりますし、テニスとゴルフは?と言う2択は、人によります。という答えになります。
質は別にして、基本的な方向性は変わる事がそんなにないんです。
唯一、違いがあるとすれば、
希望を叶えるためのアドバイスを主体とする結婚相談所と、結婚の為に、目線を下げて成果を得ようとする結婚相談所があります。
80点の人が良いと言う会員様に対し、80点の方と結婚するためのアドバイスを主体とする結婚相談所
80点じゃなく50点に希望をさげるように、価値観や希望の変化のアドバイスを得意とする結婚相談所
があるという事です。
ほとんどの結婚相談所は、両方のアドバイスを会員様によって使い分けながらしていきますが、やはり偏りはあります。
どちらが自分自身に合うかと言う部分の判断になります。