もらって嬉しいプレゼント
どのくらいの値段のプレゼントが良いか?と聞かれることがありますが、基本的にプレゼントの価値と値段は全く関係ありません。
綺麗ごとを言うつもりはありません。事実としてそうなのです。
プレゼントには単にモノとしての価値と、贈ってくれた相手の気持ちの価値があり、気持ちの価値こそが相手の心を打ちます。
私にも経験があります。
何年か前のある日、私は子供とスーパーに買い物に行きました。
そのスーパーで私は「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」と言う凄いネーミングの豆腐を見つけました。(今では有名ですが当時は出回ったばかりでした)
豆腐屋ジョニー?凄いネーミングだな。どこで作ってるのかな?何でこんな形しているのかな?凄く高いな。
などと色々な事を考えながらその豆腐を見ていました。世の中には凄いネーミングを考える人もいるもんだ。と思い感心したのを覚えています。
それからしばらくして、父の日の食卓にあの「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」が登場したのです。
私は女房に 「これこないだ見たんだよ。凄いネーミングだと思ってさ。お前も気になって買ったの?」
ところが答えは違いました。
豆腐屋ジョニーは
子供からのプレゼントでした。
「お父さんはこの豆腐を食べたかったんでしょう?ずっと見てたもんね。」
子供にはそう見えたのでしょう。私はジョニーをよりもその気持ちが嬉しく幸せでした。
プレゼントの基本は何を贈るかよりも、プレゼントの奥にある相手の気持ちが大切であり、相手がきっと喜ぶと思えるのなら値段などはどれだけチープなものでも気にする必要などありません。
逆に言えば、プレゼントする以上は必ず気持ちを込めて。と言う事も言えるかもしれません。