長期の関係を継続するには?

先日、女房と喧嘩してると娘が仲裁に割り込んできました。

大学生にもなれば、親がつまらない争いをしているのを収めようと思う気持ちも理解できます。

本人は良かれと思ってのことでしょうが、これは非常に迷惑な話なんですね。

結婚してから、女房とは100戦戦いました。

そして、その全てが曖昧な引き分けに終わっています。

もちろん、分のいい引き分けも分の悪い引き分けもありますが、相手を徹底的にやり込め粉砕するような戦いはしません。

お互いに、ある程度仲直りの余地を残して戦うんですね。

それが、2人以外の人間に口を挟まれるとバランスが崩れるんです。これが「夫婦喧嘩は犬も食わぬ」というものです。

娘がしゃしゃって仲裁に入った結果、喧嘩の仲直りはいつもより長引きました。

ルーチンが狂うんです。

全て

娘のせいです。

何が言いたいかと言うと、夫婦などの長期の関係を前提とした場合

喧嘩までいかなくても、関係がこじれる事は絶対にあります。

大事なのは、仲直りの方法を持つことです。

こじれない関係や、喧嘩のない関係、揉め事のない関係を求めるよりも、

例え、揉めても修復できる事が大事なんですね。

どれだけ努力して、完璧な関係を目指しても、修復できなければ一度の争いで壊れてしまいます。

それは、もったいない。

人間には、100点の人間なんかいなくて、ほとんどが40点から80点の間にいるはずです。

多分、聖徳太子でも、福沢諭吉でもずっと一緒にいたら「太子もちょっとズルいとこあるよな。」とか「諭吉さんはどーしてあんなに偉そうかね?」なんて事を思うような気がします。

相手も自分も神ならぬ人間

結局、完璧じゃない者同士は揉めるんですね。

揉め事があるのは必然。修復していく方法は探る必要はあるんです。