遠くにいる相手は、よく見えない
最近、老眼が進み、本や新聞を読むときに老眼鏡が必要になりました。
昔は目が良いことだけが自慢だったのですが、近くの文字がぼやけます。見えているつもりでも、実はよく見えていないんですね。
お見合いでも、似たことがあります。
一度会っただけでは、お相手の人柄はまだよく分かりません。それなのに「好きになれるか分からない」と、そこで会うのをやめてしまうことがあります。
よく見えない距離にいるのですから、気持ちがはっきりしないのは自然なことです。
「好きになったら会う」では、順番が逆になることも
お見合いで出会った二人の心の距離が、100メートルあるとします。
最初からお互いに強く惹かれ、同じ速さで歩み寄れたら理想的です。でも、初対面の気持ちに差があるのは珍しくありません。
「好きだと思えたら、自分からも動こう」
そう考える方もいます。ただ、お相手をまだ知らないまま、好きという気持ちだけが先に生まれるとは限りません。
もう一度会い、話を聞き、自分のことも少し話す。そうして相手が見える距離になってから、気持ちが動くこともあるのです。
距離を縮めるとは、相手を知ること
ここで言う「距離を縮める」は、気持ちがないのに親密に振る舞うことではありません。
例えば、こんな小さな行動です。
お相手の話に、もう一つ質問してみる
自分の考えや普段の過ごし方も伝えてみる
嫌な印象がなければ、次も会ってみる
会って話した結果、「結婚相手としては違う」と分かることもあります。それも、距離を縮めたからこそ分かったことです。
反対に、最初は印象が薄かった人の優しさや誠実さに気づくかもしれません。
気持ちが決まる前に、もう一歩だけ
お見合いの時点で、結婚したいほど好きになる必要はありません。
大切なのは、「まだ分からない」と「もう会いたくない」を分けて考えることです。
会話に不安や違和感があったなら、無理に進む必要はありません。でも、嫌なところはなく、ただ気持ちが盛り上がらなかっただけなら、もう一度会ってみる価値があります。
相手が見える距離まで近づいてから、自分の気持ちを確かめる。
お見合いから始まる交際では、その順番でよいのです。









