振った相手の幸せを願う
ほとんどの人は、自分に好意を持ってくれた相手との交際を断った場合
つまり、振った場合
振った相手の幸せを願いますよね。
「良い人を見つけて幸せになってね。」
ちょっと上からだったりしますが、相手の幸せは純粋に願っています。
ここまでは問題なし、問題はここからです。
振った相手に良く思われたい
自分が振ってお別れする形にはなったけど、せっかく自分に好意を持ってくれた相手に悪く思われたくはない。
自分は相手にとって、いつまでもイイ人のままでいたい。
という気持ちも、ほとんどの方が持つはずです。
人間誰しもなるべくなら嫌われたくない。自分が傷つけた相手に恨まれたくない。ってごく自然な感情ですからね。
その為に、人は嘘をつきます。
本当は別れたくないけど・・・
私にはもったいない・・・
今でも好きだけど・・・
僕じゃ君を幸せに出来ない・・・
私といたらあなたが幸せになれない・・・
と相手を傷つけないで、なるべく自分も悪く思われないという100点満点の道を歩もうとします。
でも、このやり方は逆に相手に未練を残させてしまったり、別れ話を拗らせてしまったりすることが多いんですね。
切り傷もスパッと切られた方が治りが早いのと同じで、他に好きな人が出来た。くらいに切って捨てられた方が立ち直りも早かったりします。
別れ話の大前提
大前提として
別れ話がスムースに進むのは、
お互いに嫌いになった
お互いに別れたがっていた
お互いに飽きていた
といった、男性「別れよう!」女性「大賛成!」のパターンだけなんです。
ほとんどの場合、気持ちに温度差がありますからどちらかの感情はささくれだちます。
別れ話に100点を取る事は至難の技なんですよね。
そして合格点を取るとすれば、
自分が相手にとって最悪の人間だと思われても良い。という相手をバッサリ切って、自分も返り血ドッサリ浴びる覚悟が必要です。
それも嫌ですよね。
一般人がまきこまれる殺人事件の原因の多くは、金銭トラブルとかご近所トラブル、そして別れ話のもつれになります。
もつれやすいんです。
結婚相談所が別れの仲介をするわけ
結婚相談所は、原則として別れは結婚相談所という第三者を通します。
膝を突き合わせて、別れ話をする必要はありません。
断られるにしても、直接会って話がしたいという気持ちはわかります。長年付き合ったカップルとか夫婦ならそうあるべきかも知れません。
しかし、そこまでの年月を重ねていなければ、第三者がお伝えして終わりにするのが一番スマートではあるんですね。
直接会いたいというのは、断られた側が未練がある場合ですし、会う目的は
断る方は穏便に別れたい
未練がある方は別れない方法を見つける。
とベクトルが真逆なんです。
相手に別れた後も良い人だと思われたい。
相手に別れを納得してもらいたい。
という気持ちは素敵だと思いますが、優しさが人をより傷つける事もあります。
自分が人を振った場合、
振った相手にどう思われようが仕方がない。
恨まれる事も覚悟する。
という開き直りも必要だと思うんですね。