結婚の意味
人は何故、結婚するのでしょうか?
結婚に意味はあるのでしょうか?
結婚はただの紙切れ一枚の契約でそれ以上でもそれ以下でもありません。
確かに結婚には幾つかのメリットもあります。
・親が安心する。
・世間体が良い。
・社会的に2人の間が認められる。
・家庭と言う帰る場所ができる。
・生活の分業ができる。
しかし、本当のメリットはそんなものではありません。
結婚の最大のメリットは時間の経過に幸せを感じる。という事です。
1人で生きていく事は不幸せでも不便でもありません。
恋人や友人に囲まれていれば、寂しくもありませんし、
孤独感も感じはしないでしょう。
しかし、確実に言える事は1人では年をとる事がイヤになるのです。
年をとりたくない。そう思うのです。
結婚する事の最大のメリットは
自分の人生の時系列に幸せを加算できる事です。
結婚し子供ができ 子供が育ち 成人し その子供が結婚し 孫ができ
自分が年をとる事にささやかな幸せと自分なりの意味が発生するのです。
年をとった幸せ 年をとらないと味わえない幸せがあるのです。
では、子供ができないつくらない場合は意味がないのか?
それも違います。
同じ時間を共有したあかの他人との絆が人生の最も大きな財産であるのです。
人生の中で最も多くの時間と出来事を共有するのは
親でも親友でも兄弟でもありません。
そして子供でもありません。
夫であり妻なのです。
生まれも育ちも違う全くのあかの他人と、人生の最も多くの時間を共有する訳です。
そこに結婚の価値と幸せがあります。
残念な事ですが、結婚以外では男女の仲は続きません。
20~30年夫婦でいる事は普通ですが、恋人同士ではありえないのです。
結婚は日常ですから、日々の生活に幸せばかり感じる事はないでしょう。
雨の日も嵐の日もあるでしょう。
しかし、その日常が人生のかけがえのない財産であるのです。
結婚は幸せを約束するものではありません。
しかし、人生を過ごす毎日に 時間軸に意味を持たせるものは結婚である事も事実なのです。