恋人と配偶者は、同じ人でも、二人で過ごす時間が変わります。
恋人同士なら、会う日を決めて、一緒に楽しい時間を過ごせます。疲れている日は「今日は会わないでおこう」とも言えます。
結婚すると、疲れた日も、忙しい日も、思いどおりにいかない日も、二人の生活は続きます。
恋人とは、会う時間を選んで一緒に過ごせる。配偶者とは、選べない日常も一緒に引き受ける。
ここが、結婚相手を考えるときに知ってほしい違いです。
楽しいデートと、毎日の暮らしは違う
デートでは、二人とも時間をつくり、楽しもうとして会います。
おいしいものを食べて、たくさん話して、「また会いたい」と思う。それは交際を続ける大切な気持ちです。
でも結婚生活には、デートのように準備できない日もあります。
仕事から帰って、二人とも疲れている。食事は近所のお店で済ませる。家事をどちらがするかで、意見が違う。
そんな普通の日を、どう過ごせるでしょうか。
相手が機嫌のいいときだけ優しいのか。自分の希望と違っても話を聞けるのか。困ったことを、二人の問題として考えられるのか。
結婚相手を選ぶなら、楽しい日の相性と一緒に、普通の日の相性も見てほしいのです。
「好き」だけでは答えが出ないこともある
婚活中に、相手を好きになることは大切です。
会いたいと思えない人との結婚を、無理に考える必要はありません。
ただ、「好きだから結婚してもうまくいく」とも言い切れません。
デートでは楽しいのに、大事な話になるとはぐらかされる。意見が違うと、安心して話せない。そんな不安があるなら、結婚前に確かめた方がいいでしょう。
反対に、最初は強いドキドキがなくても、会うたびに「この人とは自然に話せる」と思う相手もいます。予定が変わったときや、互いの希望が違ったときに、話し合って決められる。その安心感は、毎日の暮らしにつながります。
恋人同士にも信頼は必要ですし、結婚しただけで信頼が生まれるわけではありません。
結婚を考える交際では、二人で生活を続けられるだけの信頼を、少しずつ確かめていくことが大切なのです。
交際中に見てほしいこと
結婚後の生活を、交際中にすべて予測することはできません。
それでも、小さな行き違いが起きたときの二人の様子は見られます。
デートの予定が合わないとき、相談して決められるか。こちらが疲れていると伝えたとき、尊重してくれるか。意見が違ったとき、どちらかが我慢するだけで終わっていないか。
「一度も意見がぶつからない相手」を探す必要はありません。暮らしを共にすれば、違いは必ず出てきます。
そのときに、この人となら話し合えると思えるかどうかです。
デートの帰りに「また会いたい」と思えること。そして、疲れた日の帰りにも「この人がいる家に帰りたい」と思えること。
恋人から配偶者へ進むときには、その両方を大切にしてほしいと思います。
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