親しくなる為に必要な事

良い人だとは思います。

友人としてなら良い人です。

一般的には素晴らしい人だと思います。

このような表現で語られる異性と、恋愛関係になるのかと言えば・・・

残念ながらほとんどの場合は、それ以上に進展はしませんね。

決して悪い印象ではない相手に、いったい何が足りないのでしょうか?

それが 自我関与 だと言われています。

例えば 年賀状や案内状などで印刷文書の下に手書きのメッセージがあったりするとやけに親近感が増したりする事がありますよね。

それが「自我関与」です。

自分の気持ちを入れる事が自我関与 になります。

自我関与が深くなると相手に対する好意が増していきます。

また、自我関与には2つの方法があって

1つはそのまま自分の気持ちを伝える積極的な自我関与相手の事をどう思っているか それをストレートに表現するわけです。

もう1つは 相手に自我関与させるという事です。

これは、できの悪い子程かわいい といった例えに有る通り、手間がかかる為に自我関与がどんどん多くなり好意が増してしまうのです。

男女の関係で言うと 例えば 甘え上手な女性は男性からモテます。

「お願い 迎えに来てくれる。〇〇君が頼りなの。」なんて言われてノコノコ迎えに 行ってしまうのは自我関与が深くなり 自分は頼られてるという感情に変わり好意が増している為です。

逆にあまりにも しっかりとしすぎた女性は男性が自我関与を出来ない為 なかなか好意が増しません。

「彼女には自分がいなくても・・・」「別に僕じゃなくても・・・」こんな男性のつぶやきもよくありがちです。

自我関与は恋愛をスムーズに運ぶ 大切な方法なんですね。

与え、与えられるバランス

事実、

どちらかが100%与えるだけの関係と

70与えて、30与えられる関係があれば

親しさが増すのは後者です。

自分にとって相手が必要なだけでなく、相手にとっても自分が必要とされていると実感できる事で、関係が強固になっていきます。

本当は、50与え、50与えられる関係こそフェアなのでしょうが、

人間は、うちの女房に代表されるように

自分が与えるものを過大評価し、与えられるものを過小評価する傾向がありますから

70与えて、30与えられていると感じる位が丁度良いのかも知れません。