奢る男
朝のテレビで、妄想癖の話をしていました。
私も妄想したりします。
もしも、田中マー君が息子だったらなぁ~
私「マー君、ちょっと1億円くらい貸してくれない?」
マー君「えぇ~また~?この間貸した2億円まだ返してもらってないよ。」
私「お前ね。そういう四角張った考え方は良くないよ。100億円以上持っているクセにっ!若いのに周りにチヤホヤされて天狗になっちゃいかんよ、天狗にっ!。お父さんしかいないぞお前に厳しくしてあげられるのは!」
マー君「そっか・・ごめんね。僕が悪かったよ。はい1億円」
私「はいサンキュー」
というような妄想です。(馬鹿ですか?)
現実にも大学生の息子がいます。
その息子がアルバイト料が入ったので家族にご馳走してくれると言うのです。
何でも好きなものご馳走してくれると言うので、いくらもらったの?とバイト料を聞きました。
額を聞いて・・・
回転寿司にしました・・・
出かける前には、「お父さん財布持っていかなくていいから。」とハンサムな事を言います。
お寿司屋さんで席につくと、そこにいるのはいつもとは違う息子です。
彼は
私の許可なく、注文を始めるのです。
お刺身盛り合わせとか、いつもなら私の許可なく注文しにくいメニューも彼が躊躇なく注文します。
彼のご馳走なのですから当たり前です。
「みんなも遠慮せず、好きなもの食べて」と素敵な事を言います。
食べ終わった頃には、「お母さんデザートでもどう?」等と男前な事を言います。
女房も「じゃあお言葉に甘えて頂いちゃおうっと」と嬉々としています。妹にも「遠慮しないでデザート頼みなよ」と太っ腹な事を言います。「やったー」と彼女も目を輝かせています。
「お父さんは?ビールもう1本頼む?」等と私にも上司のような事を言います。
「ありがとうございます。でも自分はもう大丈夫っす。」と私は言います。
彼が会計を終え、店の外に出てくると、女房と娘は「美味しかった。ご馳走様。」と息子にお礼を言っています。
息子は「思っていたより安く済んだよ。お腹いっぱいになった?」等とカッコいい事を言います。
私、思いましたわ。
やっぱり男は金ですよ。
金
金額の大小は関係ないんです。払うか払わないかって事なんですよ。
払う前提の言葉はハンサムなんですよ。
家族でさえ、そう感じるんですから・・・