結婚相談所のトモカイのカウンセラーが、お見合い、結婚相談所・お見合い・婚活について解説しています。
婚活中やお見合い活動中の方は是非参考にしてみてください。
親は現代の結婚を理解できない
今から40年前
男性の8割は喫煙し、電車の中も飛行機の中も新幹線の中もタバコを吸えました。
路上喫煙も、駅のホームでもタバコを吸えました。
ポイ捨ても普通にあり、路上にはタバコの吸い殻があふれていました。
テレビや映画で刑事が張り込みをしていると、時間の経過は刑事の足元のタバコの吸い殻で表したりしていました。
飲酒運転もしてました。
「今日は車なのでお酒は1杯だけ」
「車なんだからそんなに飲むなよ」
等という現在では信じられない会話が普通にありました。
良い悪いじゃなく時代がそうだったんですね。
しかし、令和の今
そんな事をする人がいれば、大変です。
昭和から令和になり、みんなお酒、たばこの常識をアップデートしたんですね。
アップデートできていない結婚
時代と共に多くの常識が変更され、アップデートされていきましたが、されていないものに
結婚があります。
結婚だけが昔の常識がいまだに運びっているんですね。
結婚の意識の違いは親子でも大きく、それが時に多くの軋轢になります。
良くあるのが、親の意見があるときに急に変わるというものです。
日本人の多くは親から異性との付き合い方を教わる事はありません。性教育などを親から受ける事もほとんどありません。
学生時代に異性と付き合っている事を親に知られるとあまり良い顔をされなかったります。
特に高校生くらいまでは、反対されたり制限されたりすることも普通です。
しかし、社会人になり少したつと
「お前も彼氏(彼女)の1人くらいいないのか?」
「いつまで1人でいても仕方ないだろ。結婚考えてるの?」
などと突然言う事が変わるのです。
この辺の言動の矛盾に日本人の親の多くは気がついていません。
また、例え気がついたとしてもそれを修正し、子供に異性と付き合う技術やコツなどを教えることも出来ません。
昔の結婚と今の結婚の難易度
何故だと思いますか?
日本の場合
親の世代(昭和に結婚していた世代)の結婚には今ほどのコミュニケーション能力と努力を必要としなかったからです。
親世代の結婚適齢期は、結婚がとても楽に出来た時代だったのです。
昭和の結婚
経済社会が成長し、多くが中流となりえる安心と、職場や地域でのお見合いが中心となっていた結婚は異常な婚姻率を計測しました。
適齢期の独身者は、職場や地域が結婚をさせてくれました。
お見合いし、お互いが嫌でなければ結婚へと進む。今とは違った簡単なプロセスだったのです。
適齢期の独身が発見されると
お見合い相手が紹介され
嫌でなければ結婚
これだけでした。
令和の結婚
現在は、結婚までの間にお付き合い、恋愛が挟まります。
独身が発見されても周囲はなにもしません。
自分で婚活し相手を探すことになります。
相手を見つけて、
相手と恋愛し
相思相愛となれば結婚です。
ここには、異性とのコミュニケーションが必要になるんですね。
コミュニケーション能力がなければ、結婚に至らないのです。
結婚に親は無力
この部分を、経験していない親は子供に何も教えることは出来ません。
優しくすればよいのよ。
とか
男らしくすれば惚れられるんだよ。
とか
アドバイスにならない事しか言えないんですね。
親は結婚への方法も道のりも教えてはくれませんし教える事もできないんです。
ただ「結婚しろ」と言うだけです。
結婚に対しては、親はあてにはできません。
自分自身で、この時代の結婚をしなければいけないんです。
親世代の結婚は
誰でも結婚した義務教育のようなものですが、
現在の結婚は熾烈な受験をクリアしなければいけない、選抜結婚になります。
受験を経験していない世代が受験戦争を理解できないのは仕方がない事です。
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