キープから下向上する可能性
コロナ前は、週に何度かは外でお酒を飲んでいましたが、コロナ自粛中はそうもいきません。
仕方がないので、家でお酒を飲む事になります。
晩酌ですね。
家で、女房を前にお酒を飲む。
何故か、ビール1缶で十分に酔います。
私は入院もしていないのに、酒量を急激に減らすという離れ業をやってのけたのです。
この3か月間で、私の肝臓は、すっかりキレイになったはずです。
コロナのおかげでピカピカの肝臓の持ち主になりました。
さて、
結婚相談所でお見合いをし、仮交際に進みます。
このまま、とんとん拍子に真剣交際に進めばよいのですが、そうでない場合も多くあります。
デートして、お互いに結婚相手としては難しいな。と判断できれば、それはそれで正しい結論です。結論が出ればお互いに次に進めますから問題ありません。しかし、その判断が出来ない場合も多くあります。
全然、悪くはない。
誰もいなかったらこの人でも良い。
この人だという決め手がない。
どちらかが上記の様な感情の場合、別れず離れずという関係を続ける事があります。
キープ状態ですね。
しかし、このキープ状態から本命となり、結婚へと至るケースは結婚相談所では決して多くありません。
なまじ他に出会いがあるので、キープから上がりにくいのですね。
結果として、2人の時間だけが過ぎてしまうといい良くないバターンになりがちです。
では、
このキープされている状態から、本命に成りあがる下克上をするパターンはあるのでしょうか?
それは、
大きく次の2つのパターンで起こりえます。
1、両者の魅力が変わる。
スポーツ選手の結婚会見などで、「結婚するきっかけは?」等と聞かれると「怪我をして辛い時に支えてくれた。」なんてことが言われます。これは、ケガをしたことで、精神的に誰かの支えを求めたという事も当然あると思いますが
怪我をした=自分の価値が落ちた
という事が遠因になっている場合も多いんです。
例えば、プロ野球で活躍している選手と付き合った一般の女性A子さんがいたとします。活躍しているプロ野球選手は知名度も経済的にもプロスポーツ界の頂点ですから男性として最上級の魅力を持っています。
その時点では女性が女子アナや人気女優などでなければ釣り合いは取れません。
仮にA子さんの魅力を100とすると、活躍しているプロ野球選手の魅力は1000でもおかしくありません。
しかし
怪我をして再起が難しいプロ野球選手になってしまえば魅力は急落し、下手をしたら一般の女性であるA子さんの魅力の100を下回ってしまうかもしれません。
プロ野球選手が大けがをして選手として再起は難しくなった場合、男性としての価値は下落し一般の女性との釣り合いが取れるようになるわけです。
キープしていた側の魅力がが下がり、釣り合が取れれば、公平な取引が成り立ちますから、結婚へのハードルはぐっと低くなります。
プロ野球選手は極端な例であっても、
高給取りの会社員の男性がリストラされて無職になった場合、エリート管理職だった男性が定年を迎え年金生活になった場合、など一般の男性の価値も人生のうちでは何度も変わる事になります。
もちろん、これは男性だけの話ではなく女性の価値も上がったり下がったりします。
標準体重だった女性の体重が20㎏増えれば、婚活市場での価値は落ちてしまうでしょうし、加齢により男性の評価はよりシビアになる事は良い悪いは別にして事実です。
逆に太っていた女性が標準体重まで痩せれば魅力は上がるでしょうし、男性が出世や転職によりサラリーが上がれば魅力もあがります。
キープされていた側の魅力が上がり、相対的に強い魅力を持ってしまえば、関係は変わってくるわけです。
2、失って気付く
キープだと思って付き合っていた相手と別れた場合、その存在の大きさに気が付くことがあります。
気遣いなく付き合えた相手
気楽に話せた相手
飾らずに接する事が出来た相手
あたりまえのようにそこにいた相手
その存在を失った時に、自分にとって相手の存在の大きさを知る訳です。
これは、健康とよく似ています。
当たり前のように思っていた健康も、それを失った時に初めて何より大切なものだったと知ります。病気したらわかりますもんね。
結婚相談所の復縁もこの形が多くなります。
復縁のパターンは、決まっていて
振られた側からのアプローチではなく、振った側からの再度のアプローチが復縁に繋がります。そして、その場合には少なくない割合で成婚まで進みます。
失って初めて気が付く
というのは何度も何度も聞いたセリフですね。
残念ながら、キープ状態から関係性が変わる確率は高くはありません。
その事実を知った上で、とるべき行動を考えてみるのが結婚へ進む道だと思います。