結婚相談所が緩衝材

結婚相談所の場合は、お見合いから日程の調整を相談所が間に入って調整します。

仮にこの部分を当事者の会員さん同士で行った場は、実際に会う部分まで至らずに自然消滅してしまうケースが多くなるんですね。

例えばAさんとBさんのお見合い日程を直接本人同士がメールで連絡したとします。

Aさん「10日か16日はご都合いかがですか?」

Bさん「都合悪いです。」

たった1回のこのやり取りで、AさんはBさんに冷たいものを感じ会う気を失う可能性があります。

Bさんも特に悪気はあった訳ではなく、相手にあわそうという意思はあったのかも知れませんが代替案のない断りは冷たく感じるものです。

これを相談所が入る事により調整をするとメールの方向は以下のような形になります。

Aさん>Aさん相談所
「10日か16日は都合が良いです」

Aさん相談所>Bさん相談所
「10日か16日はいかがでしょうか?」

Bさん相談所>Bさん
「Aさんは10日か16日はいかがでしょうか?との事です。」

Bさん>Bさん相談所
「都合悪いです」

Bさん相談所>Bさん
「では、ご都合はいつが良いですか?」

Bさん>Bさん相談所
「17日か21日なら大丈夫です。」

Bさん相談所>Aさん相談所
「申し訳ありません。10日 16日が都合が悪いので17日か21日ではいかがでしょうか?」

Aさん相談所>Aさん
「Bさんが10日 16日が都合が悪いので17日か21日ではいかがでしょうか?との事です」

Aさん>Aさん相談所
「では17日でお願いします」

と言うようになります。実際にはこれに場所や時間などがありますからもう少し複雑になりますが、流れとしてはこんな感じです。

また、

「20日仕事なので日程変えて下さい。」

と言うような連絡もそのまま相手に伝える事は避けます。

そこに
ーーーーーーーーー
申し訳ありませんが、どうしても外せない仕事が入ってしまい、日程の変更をお願いできないでしょうか?
ーーーーーーーーー
と連絡がありました。

ーーの中の部分を創作して相手の気分を害さないようにします。抜き身の言葉を鞘に収めるのが相談所でもあるんです。

良い部分と悪い部分はありますが、そのような感じでとりあえずなるべく会う前のマイナスは避けようとするのが多くの相談所になります。

この部分に全く気を使わない相談所もありますが、それは全ての場面において悪いと言う事ではなく、良い面も悪い面もありますのでそれも会員さん側の判断になりますね。